ピーアークホールディングスは8日、東京都足立区谷中の『ピーアーク綾瀬』ですすめていたリニューアル工事を終え、屋号を『ピーアーク ピーくんガーデン』と改めてオープンさせた。
同店のコンセプトは「地域一体型共遊コミュニティ」。建物に、遊技スペースの「プレイガーデン」としての機能だけでなく、“街のお役立ちのためのコミュニティスペース”となる「コミュニティガーデン」としての機能も併せ持たせている点が大きな特徴となっている。グランドオープンに先立つ6日、報道関係者を集め内部を公開した。
同店の遊技機設置台数は、パチンコ400台(うち1円64台)、パチスロ330台(うち5円38台)の計730台。改装前より設置台数を207台増設した。通常貸しパチスロの遊技料金は「1000円47枚」としている。
「コミュニティガーデン」には、多目的ルームの「コミュニティルーム」、血圧計なども備えたリフレッシュコーナー、水耕菜園コーナー、ドッグサークルを設置。コンビニ「ミニストップ」を併設する。また無料で利用できるレンタサイクルを提供し、亀有、金町方面を巡回するバスは遊技客でなくても利用することができる。
「コミュニティルーム」では8月に、「健康教室」、「開運教室」、「犬のしつけ講座」、「社会人の統計学」などの講座(カルチャースクール)を開設。「ゲームサロン」として開放される時間帯もある。また空いている時間帯であれば事前の申し込みで地域の会合などに使用することができる。内覧会で配布された資料ではすでに多くの時間帯で「予約済」となっていた。
内覧会後に同店の福田昌也店長は記者らに同店の商圏を、「これまでの徒歩圏、自転車商圏から、今後は3キロ以上の自動車商圏を対象に広げる」と話した。同店は上層階に自動車約500台を駐車可能な立体駐車場を備えている。また、環状7号線を挟んで立地する『ピーアーク北綾瀬』、『ピーアーク北綾瀬ネクスト』との連携については、「3店舗がそれぞれ棲み分けを図るのではなく、同じコンセプトを持ち、すべてのお客に対応できるようにしていく」と話す。1店舗で作成した会員カードは3店舗共通で使用できるようになっている。
同社では昨年末、足立区竹の塚に、女性でも来店しやすく、初心者がパチンコに親しむきっかけとなるようなコンセプト店舗『ピーアーク ピーくんプラザ』をオープンさせている。
[8月11日・日刊遊技情報]