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フィールズ、2015年3月期第2四半期決算短信を発表 ~上半期で40億円の赤字決算

フィールズは10月31日、2015年3月期第2四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。営業損失、経常損失ともに約40億円、四半期純損失約25億円の赤字決算となった。主力機として10月の販売を予定していた「サラリーマン金太郎 出世回胴編」の発売を1月に順延させたことなどにより、期間中における遊技機の主要販売タイトルがパチンコ1機種、パチスロ1機種のみにとどまったことが直接の要因。ただし今後、現在販売中の「CRヱヴァンゲリヲン9」をはじめとするタイトルが控えていることから、5月7日に発表された通期の業績予想は変更されていない。

連結経営成績(累計)は、売上高203億4100万円(対前年同四半期増減率マイナス44.1%)、営業損失40億7700万円(前年同四半期は営業利益21億7600万円)、経常損失40億7200万円(前年同四半期は経常利益21億4400万円)、四半期純損失25億900万円(前年同四半期は四半期純利益14億3400万円)。前期には第2四半期に、「CRヱヴァンゲリヲン8」をはじめとするパチンコ3機種とパチスロ2機種が計上されていた。当四半期における遊技機の販売実績は、パチンコで「CRヱヴァンゲリヲン8 Extreme Battle」2万台など7万3910台、パチスロで「パチスロ戦国BASARA3」1万9000台など2万8209台の計10万2119台。パチスロの保通協での型式試験変更については、「提携メーカー各社と協議の上、迅速に対応して」いくとしている。

フィールズは近年、IP(知的財産)の育成と事業化を主軸とする成長戦略を採ると公表しているものの、売上の大部分を遊技機販売が占める構造に変化はない。前期末にはセガサミーホールディングスが、傘下のロデオとフィールズとの独占的な販売契約終了を一方的にフィールズに通達。セガサミーより撤回の発表はなされていない。フィールズは当期より、ユニバーサルエンターテインメントグループ・ミズホブランドの遊技機開発製造を担当しており、また大一商会グループのディ・ライト、および七匠とも業務提携を開始している。だが5月発表の通期業績予想では営業利益・経常利益を、前期のおよそ半分となる50億円と見込んでいる。

[2014年11月6日・日刊遊技情報]

フィールズ株式会社

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