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日工組、第3次「撤去リスト」公表 23社93型式、59万台が対象に

日本遊技機工業組合(日工組)は23日、「「遊技くぎ」の変更により性能が異なる可能性のある型式遊技機の回収について」と題した文書(日工組発第53号)を各業界団体に通達した。

 

新たに2014年、2015年に検定を受けた23社の93型式58万9510台を回収対象に指定。掲載機種については中古移動、認定申請などが不可能となる。日工組は対象となる型式遊技機の調査を終了しており、今回の第3次「撤去リスト」が最終版となる。回収・撤去について具体的な期限は定めておらず、「可及的速やか」と表現するにとどめた。

 

第1次、第2次を合わせた総台数は、138型式72万6477台に上るが、随時撤去が進んでいるため、実際に現在ホールに設置されている台数とは異なっている。

 

今回新たに加わった回収対象機種には、設置台数11万3355台で現在最も設置されている「CR牙狼 魔戒ノ花」を始め、「CRルパン三世 I’m a super hero」5万7603台など、ホールで主力となっているマックスタイプのほとんどが含まれる。一般的なホールにおける設置比率は、公表データなどからおおよそ2割強となっており、台数では80万台近くが残る計算となる。日工組は安価なリユース機の拡充などで対応を行っているが、中古機での入替に頼る中小ホールも多数存在することから、回収撤去にはかなりの時間が掛かりそうだ。また回収期限については、警察庁の指導により「年内」がほぼ確定的となっている。各業界団体内でも、第1次、第2次「撤去リスト」掲載機種を8月末まで、第3次を年末までとする段階的スケジュールが議論されている。

 

[2016年6月24日・日刊遊技情報]

 

日本遊技機工業組合(日工組)

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