『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報11月27日号)

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▼景気が良くなっているかどうか定かではない。ただ、確実に言えるのは実質賃金は下がっているということ。この傾向は景気回復しても雇用増につながらないアメリカで特に顕著。原因は「テクノロジー失業」にある、と『機械との競争』(エリック・ブリニョルフソン他共著)▼機械が人間の仕事を奪う「テクノロジー失業」はすでに100年前にケインズが指摘している。ほんの10年前には機械が最後までできない仕事の代表例に車の運転が挙げられていた。今や自動運転の実現は眼と鼻の先。半導体の集積密度は18カ月で倍増するというムーアの法則を持ち出すまでもなく、技術革新のスピードに人間が追いついていない▼かつて米フォード社長が近代的な自動車工場を視察しながら、「このロボットからどうやって組合費を徴収するのか」と全米自動車労組トップに訊いた。労組トップは「このロボットにどうやって車を買わせるつもりか」と即座に切り返した。雇用を奪うだけでなく消費もない▼解決策はあるか。チェスの勝負でコンピュータが人間の名人に勝ったのは15年以上前。今の世界最強者は実はコンピュータではない。人間でもない。コンピュータを使った人間のチームである。そこに希望はあるか(桜)

機械との競争

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