『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2016年3月28日号)

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▼世界でも珍しい猛禽類専門の獣医師、齊藤慶輔氏のインタビュー番組を観る。猛禽類とはワシやタカなど。病気やケガ、環境変化などで絶滅の危機に瀕した鳥たちを治療し野生に戻す保護活動を行っている▼北海道で働き始めて、外傷のまったく無いオオワシの死体が大量に持ち込まれた。解剖すると鉛による中毒死だった。農地を荒らすシカをハンターが駆除する。その鉛弾の破片が残ったシカを食べたワシが中毒死する。このままではワシが絶滅すると危機を訴える▼「打たれたシカを一番最初に食べるのは、食物連鎖の頂点にいるワシなど一番強い動物。そのワシが鉛を食べて死んでしまう。進化の歴史が作った食物連鎖のピラミッド構造では弱いものから死ぬのが道理。ところが一番強いワシから死んでしまうのは自然の摂理に反している。それが怖い」と齊藤氏▼風力発電の風車と衝突するワシも。調べるとほとんど上から降りてくる風車にやられている。ワシは下を見る目は鋭いが上を見ながら飛ばないから▼鉛弾も風車も人間。「ピラミッドの頂点に人類を置く図がある。間違っている。人類はすでにピラミッドから離れてそれを見下ろす神に近い存在になっている」とも。その自覚を持つことから始めたい(桜)

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