『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2017年7月18日号)

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▼オリンピック景気で儲かっているでしょうとよく言われるが、と大手ゼネコンに勤める知人。売上のわりに利益は残らないと話す。「どこのゼネコンも事情は同じ。その陰であまり公けにできないが一番の稼ぎ頭は原発の廃炉工事」▼廃炉が利益の大半を占める、と言う。「危険地域手当のような割り増し分もある。誰も行きたがらないから競争相手も少なく、工事期間も相当長期。会社としては安定収益が見込める。新設する可能性はほぼないが、今後廃炉になる原発だけでも十分やっていける」と▼廃炉工事は特殊な案件だから参考にならないかもしれない。が、古くなってなんらかのメンテナンスを要する設備や建築物は日本中にあって、特に都市部の上下水道やガス、電気などライフラインを支える配管等の設備の劣化は喫緊の問題。問題が余りに大きすぎ、なおかつ莫大な費用がかかることが想定されるのは廃炉と同じかもしれない▼日露戦争後の明治の日本がまだ未完成であることを、森鴎外は街のあちこちで工事が行われている様子と絡めて「日本は普請中」と表現した。平成末期の日本。東京オリンピックの小バブルで東京の都心部は工事中のビルが林立している。壊して建て直している。日本は再建中なのだ(桜)

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