『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2017年10月23日号)

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▼優良企業が優良であるからこそ、従来製品を破壊して全く新しい価値を生み出す新興企業に敗れ去ってしまう「破壊的イノベーション」。ではなぜ優良企業が先にイノベーションを思いつけないのか▼なぜなら、もともと探していないから。つまり、問うべき質問を間違えていたのだ。「どんなジョブ(用事、仕事)を片づけたくて、あなたはそのプロダクトを雇用するのか」(『ジョブ理論』クレイトン・クリステンセン他著)。ある商品を購入することを、「片づけるべき仕事(ジョブ)のためにその商品を雇用する」と考える。これが20年かけてまとめた「片づけるべきジョブ」理論だ。マーケティング業界の名言「人はドリルが欲しいのではない。穴が欲しいのだ」。顧客が欲しいのは製品・プロダクトではなく、彼らの抱える問題の解決策だ▼そのために知るべきは相関関係ではなく因果関係。アイスクリームの売上と森林火災はともに夏に増えるので相関関係はあるが、因果関係はない。ハーゲンダッツを買っても誰も森に火をつけたりしない▼因果関係のないデータを分析して商品開発をおこなうのはまるで運を天に任せたやり方。「顧客は何を片づけたくてわれわれを雇ったんだ?」と常に問うこと。でなければ「解雇」される(桜)

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

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