『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2017年11月16日号)

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▼先の衆院選で、多くの候補者の街頭演説を訊いた知人が、なかでも小泉進次郎の演説がダントツにうまかったと話す。同じように感じている人は少なからずいるようで、池上彰氏が「小泉進次郎のスピーチ術」を分析している(11月15日文春オンライン)▼原稿は自民党内のブレーンが書いているのではなく自分で練っており、スピーチの訓練も欠かさず、寄席にもよく足を運びCDで落語を聴いているという。演説に向かう前にその土地の名産や名物を下調べし演説で触れる。そしてまず自民党批判から話を始める謙虚な姿勢が好感を抱かせる、と▼演説のパターンは、①まず集まった聴衆をいじる②ご当地の方言を使う③ご当地名産を食べた話をする④いまの自民党の批判⑤野党と切磋琢磨していくので自民党を応援して欲しいと頼む、以上のことを短い言葉を連ねて表現する。トゥキュディデスの『歴史』など読むと、人間の歴史はほぼすべて演説で作られてきたのではないかと思える。戦うか戦わざるか、リーダーの演説ひとつで決まってきた歴史がある▼政治の力学は単純で、数がすべて。数が力となり、数を集めるためにお金を使い言葉を使う。業界も、お金だけでなく言葉をファンに届ける仕組みが欲しい(桜)

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