▼入と出。入り口と出口。景気の良いときは入る方ばかり気になるが、景気が悪くなると出に向かわざるを得ない。ただ、入りは華やかだが出は地味で、できればあまりふれたくない話題。食事と同じで、食べることには熱心でも出の話題は忌避しがち。上水と下水の関係か▼金融の世界では、投資した案件を回収することを出口戦略やエグジットという。投資が入で回収が出。投資を決めるタイミングではもちろん出口戦略を考えるが、実際計画通りに進むことはまずない。そのたびに出口を再考することになる。利に敏い金融でさえ出口戦略は難しい。過剰な金融緩和で出口の見えない日本経済の先行き不安と同じ▼「来年から認定機が半分近くを占めるホールでは、何を買うかより何を外すかが問題。外す台がなければ買いたくても買えない」とあるチェーン店営業責任者。設置台数は450万台のままでも、低貸島や認定島が増殖し、いつの間にか入替え対象島が半分以下、3分の1近くになった。市場が縮小すれば売上は落ちる。販売台数が年々減少するのも当たり前。あとは回転率を上げるしかなくなる▼おそらく来年は出口を真剣に考える年になる。どう抜け出すか。そして、その出口は新しい入口につながる(桜)
こちらの投稿もどうぞ!
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報10月21日号)
▼かつて国民的エンターテインメントと言われ、1人が年間10回以上足を運ぶ娯楽の中心だったのが、次第に凋落の道をたどり、作り手側も予算の減...
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2016年2月26日号)
▼台湾の鴻海精密工業に実質買収されるシャープ。日本の大手電機メーカーが外資系企業に買収されるのは初めてのことらしい。そもそもなぜこうなっ...
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報1月14日号)
▼若い人がよく使う言葉に「無理」がある。「私、あの人、無理」などという会話を耳にする日常で、いつしか自分も使っていることに気づく。作詞家...
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2016年11月8日号)
▼やり手の店長と最近の営業について情報交換。沖海4とルパンが想定以上にいいので少し自信を取り戻した、と言う。ただし、新規のお客が増えたわ...
『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2015年2月6日号)
▼昨日広島で行われた全国遊技業青年部交流会。メインテーマは「緊急ミッション!遊技人口を回復せよ」だった。メーカーも交えたディスカッション...