『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2018年1月23日号)

▼弱肉強食、適者生存。強い者が生き残り、弱い者は淘汰される。進化論をそう捉える人は少なくない。しかし本来ダーウィンの進化論は「何故これほど多様な生物が存在するのか」という驚きから生まれた▼強者と同じ生活環境に棲息するのではなく、異なる環境で生き残る術を見出す。多様化し、複雑さを増す。「主流派と同じ土俵で闘えば、少数派は負ける。そこで主流派と比較されない分野に特化する。こうして新しいアプローチや問題設定が現れる」(『答えのない世界を生きる』小坂井敏晶著)▼生き残る方法は一つではない。究極的正義や普遍的価値が存在しないのと同じ。キリストは正しく、ヒトラーやスターリンは間違いというのは後世の審判。当時はキリストこそ逸脱者でヒトラーは多くの国民から支持された。「正言若反(真理は偽りのように響く)」(老子)▼社会全員が同じ価値観を持つことはない。逸脱は必ずある。そして一部の逸脱は創造と肯定され、一部は悪とされる。「犯罪と創造はどちらも多様性の同義語」▼異なる意見や誤りと思われる行為に対しどれだけ寛容になれるか。それがなければ全体主義になるだけ。「今日の異端者は明日の救世主かもしれない」。個人だけでなく、会社や一つの産業も(桜)

答えのない世界を生きる


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