『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2018年2月6日号)

▼過去最大のとか史上最高のという形容がつくときは注意が必要だ。好景気が続く米経済ではダウ工業株平均が「最高値」の更新を続けていた。それが一気に下落し、下げ幅で「史上初めて」1600ドルに迫り、終値は2008年のリーマンショックを超える「史上最大」の下げ幅を記録した▼そして先月バブル崩壊後の「最高値」を更新した東京株式市場でも、今朝がた日経平均が一時1100円超安を記録。過去最高の売上や過去最大利益のあと、「史上最大」の売上減や赤字額に突き落とされる企業の事例は少なくない。個人的な成功や失敗も最大幅が大きければ落ち込む時の底も深い▼揺り戻しは急上昇の反動と思いがちだが、原因は上昇それ自体にもある。つまり変化率が大きいときは不安定な状態にあることを示し、上振れと下振れの違いはほんの些細なことで、あっという間に上にもなり下にもなるのだ▼上昇中はもっと燃料を注いで加速させようとするが、本来やるべきはクールダウンさせて上昇を抑えること。あらゆる中央銀行の仕事はまさにその一点に存在意義がある▼そして逆に、奈落に落ちるのを止めることは個別の会社や個人でしか解決できない。いま過去最大の売上を更新しているホールはどこか(桜)
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Photo by Sorasak on Unsplash

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