『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2018年3月16日号)

▼一浪の受験生をかかえる知人。地方の国立大学が第一志望。センター試験の結果はマークシートの記入ミスで点数を失い、それでも志望校を変えずに2次試験に臨んだ。保険で受けたつもりの私大もすべて不合格▼2次試験が行われる地方都市には受験生が一人で前泊した。予約していたホテルにチェックインすると、予約はありませんとフロント。親が去年10月に予約しているはずと言うと、確かに予約はありますが1カ月後です、と。知人が予約を間違えたのだ▼慌てて親に連絡すると確かに予約は間違えていた。受験と誰かのコンサートにぶつかってどこも満室。予約していたホテルに頼み込むと、香水をこぼして匂いがきついので閉鎖中の部屋ならありますが、と言う。とりあえずそこに入れ、ギリギリまで部屋探しを続けた。子どもは大事な試験前に余計な心配をさせた親に怒り心頭。まして後がない▼香水の匂いでクラクラする部屋に泊まる子どもが不憫でならない知人。なんとかがんばるよという健気な子どもに、父さんみたいな失敗をしないよう、テストはよく見返してください、とメールを送る▼失敗する姿を見せることだけでも親の存在価値はあるものだ、と知人。「サクラ咲く」のLINEが入る(桜)

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Photo by Roman Kraft on Unsplash

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