『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2018年4月5日号)

▼卒業は次のスタートに続く。昔は、卒業証書をもらったあとは一部のエリートを除き誰も勉強しなかった。「知っていることは、死ぬまで、そして子供の代になっても役に立った」(『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(ウンベルト・エーコ/ジャン=クロード・カリエール共著)▼ところが今は知識のアップデイトが早すぎて、高校・大学で学習した内容が生涯役に立つ確信はない。「私たちは終身学習刑を宣告されているのです」▼あらゆる職業で新しい知識の上書きが求められる。つまり生涯勉強し続けなければならない。「いわゆる原始社会では、変化するものは何もなく、老人は力を持っていた。というのも、老人は子や孫に知識を伝えたからです。世界がたえず革新的に変化している現代では、子供たちが親にエレクトロニクスを教えます。では、親たちは子供に何を教えるんでしょうか」▼本を読まない学生が増えたというニュース。そのあとには本を読むべしという言説が続く。しかし本で学ぶ知識は古く、鮮度でネットの優位性にかなわない。だから本など読む必要はない、とも言える▼第一、本を読まなくても損をしていない。たぶん、慌ただしく変わる情報ではなく、変わらないものを学ぶために本はある(桜)

もうすぐ絶滅するという紙の書物について


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