『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2018年6月27日号)

▼娘と息子をそれぞれ別のホール企業に就職させたある業界人。業界の現状はもちろん充分把握し、将来を憂える人も多いなか、その理由を問うと、ホールは教育がしっかりしているから、と答えた▼自身もホール出身。何をしたらいいか分からない若人にとって、ホールは理想的な教育環境だと自説を開陳する。社会人としての教育をここまでしっかりやってくれる業界は他に自衛隊くらいしかないのでは、と。確かに企業名を聞けば教育で定評のあるホール企業の名があがる。その教育体制でホールを評価する視点に新鮮さを覚えた。採用担当者は、業界の置かれた状況に翻弄されるのではなく、個別の企業力を見直すべきか。教育力もその一つ▼明治維新前後の歴史において、なぜ薩摩や長州が力をつけたのに幕府は対抗できなかったか。幕府も藩も飢饉や貨幣経済の浸透で財政がひっ迫していたが、幕府は貨幣の改鋳を繰り返すその場しのぎに終始し、貨幣の鋳造権のない諸藩は抜本的な藩政改革をせざるを得なかった(『日本史は逆から学べ』河合敦著)▼いまの日銀・政府の財政政策と重なる。追い詰められた環境が同じとき、問題をどこまで掘り下げて改革できるか。「人・モノ・カネ・情報」を深く見直す機会でもある(桜)

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Photo by Vincent Guth on Unsplash

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