『TRIVIAL MARKET』(日刊遊技情報2018年7月12日号)

▼デパ地下の食品売り場の面接に行った知人。面接官から最後に言われたのは、社内外の人に星をつけること。「面接した私に対する評価も入力してください。いいねを押してくれるとありがたいけど。私もあなたの評価をつけます」と▼集まった膨大な星データは人事考課はもちろん、部署の異動や業務の割り振りに参考にされる。ネットで、見知らぬ人からモノを買ったり部屋を貸したりするとき、こうした評価を参考にするのはいまや当たり前。というより、この★の数が通貨同様の価値さえ持っている。「ただ、これって、年中監視されているのと同じで疲れる」と知人がぼやく▼ジョージ・オーウェルが描いた未来の監視社会『一九八四年』は、ネットではすでに実現しているかも。ただ、一人の独裁者が支配する全体主義ではなく、逆に一人ひとりが信頼という★取り競争に躍起になる社会として▼考えてみれば、信頼とか評価を得ようとするのは、身近な人間関係で当たり前に行ってきたこと。それが顔の見えないバーチャル世界で通用する仕組みとして★に見える化されたのだ▼ミシュランや食べログの飲食店★評価。今後は個人にも付与され、5つ星の人と1つ星の人が出てくる。あらゆる対象に★が付与される世界(桜)

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Photo by Greg Rakozy on Unsplash

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