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当時働いていたパチンコ店の店長は〇〇を全然理解していなかった【元パチプロHの「パチスロが好きだから」#22】

当時働いていたパチンコ店の店長含め主任クラス以上の人は、「機種の仕様を全然理解していなかった」

たとえばパチスロって、機種によって「(設定の)奇数と偶数で挙動が違ったり」「設定6だけ極端な挙動をしたり」と、機種によってさまざまな動きを見せる。

となれば、客の心理も考えて設定の入れ方も変わってくるし、機種によっては絶対にガセイベントなんて出来ない。(まぁそもそもイベントという概念はもう無いが)

しかし、当時働いていたお店の設定投入に関わる人たちは、機種ごとの仕様なんて全然理解していなくて、よくそれで設定が入れられるなと思っていた。テキトーと言えば言葉は悪いが、割とマジでテキトーに設定を入れていたと思う。
まぁそもそもほとんどの台が低設定なら誰でも設定なんて決められるが(アハハ!)。

あれは確か「新世紀エヴァンゲリオン 魂の軌跡」が人気の時期だろうか。
「6を使ってると思われたい」と考えたお店のお偉い方達は、どうすればアピールできるか会議をしていた。

で、アピールするべく出来上がった店内に掲示するポスターが

「当店は黄7BIGにこだわっています!」

これどういうことかというと、

「エヴァは奇数偶数で出るBIGの種類が違う」→「奇数設定は赤7、偶数設定は黄色7が出やすい」→「設定6は偶数設定」→「黄7BIG」を推そう!というわけ。でも設定6だけは3色BIGの比率がだいたい1:1:1なんだよね。

そのポスターを見た瞬間「えぇ・・・」とは思ったが、当時ただのバイトだった自分は面倒なので特に何を言うでもなくスルーした。いや、実は設定4にこだわっていた可能性も・・・ないか。

また、こんなやりとりもあった。

僕「〇〇ってお店でエヴァの設定6ツモったんですよー」
偉い人「それホントに6なの?4とかじゃないの?」
僕「(いや、そもそも6は偶数挙動をするわけじゃないし、むしろ間違えるとしたら小役とか諸々設定6に近い設定5の方だし)」

まぁとにかくパチスロで商売をしているにも関わらず、よくこんなに無知でいられるなとは思っていた。忙しくて打つ時間は無いのかもしれないけど、もうちょい知識は備えるべきじゃないのかと、当時は本当に不思議に思っていた。

東京に来てからも通っているホールで、「全6」といいつつ明らかな中間(設定4)とかを混ぜてくるホールがあったが、そのお店の設定師とは割と話していたので、聞くとパチスロはやっぱり全然打たないで詳しい仕様とかまでは知らないらしい。

「全6と言いつつ毎回変なの混ぜてるでしょ?」って直で聞いたこともあるが、さすがに認めなかった。まぁそりゃそうだ。でも「盗忍!剛衛門」みたいな設定6が分かりやすすぎる機種の全6イベントですら6以外を混ぜちゃうのはバレバレだし、おじさんそれはさすがにどうかと思ったよ。

断っておくが、これは当時働いていたパチンコ店での話と、見てきた一部の店舗だけの話。

そのため、一般的な意見として大体のパチンコ店でもそうだという話ではないので、その点はご留意いただきたい。当然だが、パチスロが好きで詳しいという店長もいっぱいいるはずなので。


コメント:3件 コメントを書く

  1. 酒の飲めない居酒屋店長
    現地を知らない旅行代理店員
    わりと珍しくもないと思いますよ

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  2. 全6と謳っておきながらそれ以外とか詐欺そのものは置いとくとしてパチスロ台なんて割と稼働が全て
    台の情報なんてどれだけ抜けて稼働が付くかどうかだけで十分よ
    6の挙動を隅から隅まで知ってても利益あげれない店長なんて無能にもほどがある

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    6

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