「ニラクグループ」は福島県を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。経営店舗は全て「ニラク」の屋号を冠しており計４８店舗を運営。その内訳は福島県（２０店舗）、茨城県（７店舗）、東京都（５店舗）、埼玉県（６店舗）、群馬県（２店舗）、新潟県（２店舗）、神奈川県（２店舗）、栃木県（２店舗）、宮城県（１店舗）、そして山形県（１店舗）だ。

１店舗あたりの平均設置台数は５９６台で、１０００台を超える巨艦ホールは『ニラク福島太平寺店』と『ニラク郡山大町店』の２店舗のみ。小・中規模ホールが大半となっている。なお、「ダイナムグループ」および「オークラグループ」とともに、香港証券取引所に上場している３社の一つとしてもよく知られている優良法人だ。

福島県下だけで２０軒を数えるなど、文字通り福島を代表する企業グループと評してよいだろう。特に御膝元となる郡山市には多数の既存店舗がドミナント展開していて、地元での知名度は抜群である。そして２０２０年８月８日には『ニラク郡山大町店』のグランドオープンを果たしている。これがニラクグループとしては約２年半ぶりの新規出店だった。

また、２０２２年２月には『ニラクひたち野うしく店』を、そして３月には『ニラク行田持田店』をそれぞれ居抜き出店している。

一方で、コロナ禍以降に閉店を選択した店舗も多くスリム化も推進していたが、近年では店舗閉鎖は見られていない。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２０年　６月：『ニラク大田雑色店』（東京都２８１台）
２０２０年　６月：『ニラク渋川有馬店』（群馬県４７０台）
２０２０年　６月：『ニラク大田梅屋敷店２号店』（東京都２０２台）
２０２０年　６月：『ニラク美術館通り店』（福島県５６０台）
２０２０年１０月：『ニラク万世店』（山形県２６０台）
２０２０年１０月：『ニラク郡山駅前店』（福島県２０７台）
２０２０年１０月：『ニラク中野店』（東京都２２９台）
（２０２３年１２月１日記載）