「ユーコーグループ」は九州地方を中心にパチンコホールを店舗展開する老舗の有力チェーンである。経営店舗は主に「ユーコーラッキー」の屋号を冠しており計２３店舗を運営。その内訳は福岡県（１０店舗）、長崎県（３店舗）、大分県（１店舗）、宮崎県（１店舗）、鹿児島県（２店舗）、佐賀県（３店舗）、山口県（１店舗）、千葉県（１店舗）、神奈川県（１店舗）だ。

１店舗あたりの平均設置台数は６１９台で、中規模ホールが多い構成。なお、１０００台を超える巨艦店舗は山口県の『ユーコーラッキー宇部店』のみとなっている。

２０１５年に『ユーコーラッキー松戸店』を、そして２０１７年には『ＥＶＯ３』をグランドオープンしていた。ちなみに「ＥＶＯ」の屋号を冠したパチスロ専門店はこれで３軒目。先鋭的で豪華な設備を配した同店には当時大きな注目が集まったものである。

また、「株式会社ヤマト」が運営していた『那珂川ゴールデンラッキー』（福岡県）、『若宮ゴールデンラッキー』（佐賀県）、『武雄ゴールデンラッキー』（佐賀県）の３店舗を傘下に収めていたことが確認されている。

２０２２年４月には『ユーコーラッキー３７』を居抜きでグランドオープンした。同地にて営業してきたパチンコホール『イーグルＲ－１太宰府店』の跡地でありむろん外装も大きく変わっていて、遠くからでも目立つ派手なデザインに変更されていた。色とりどりな外観からは「ピカソ」の絵画を連想させたものである。

また、宮崎県宮崎市のパチスロ専門店『ＥＶＯ３７宮崎』が２０２３年１０月にグランドオープンを果たしたばかり。パチンコ機５２８台・パチスロ機２３２台（合計７６０台）の大型ホールであった『ユーコーラッキー宮崎店』が大型改装の上で生まれ変わっている。

一方で２０２３年には４軒の店舗閉鎖が確認されるなど事業構造の見直しを推進している様子もうかがえる。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２１年　５月：『ユーコーラッキー南的ヶ浜店』
２０２１年　８月：『ユーコーラッキー指宿店』
２０２１年　８月：『ユーコーラッキー北磯店』
２０２２年　３月：『ＥＶＯ直方』（福岡県２４０台）
２０２２年　６月：『ユーコーラッキー長与店』（長崎県４８０台）
２０２３年　３月：『ユーコーラッキー上人ヶ浜店』（大分県６１６台）
２０２３年　８月：『ユーコーラッキー小林店』（宮崎県６４０台）
２０２３年　８月：『ユーコーラッキー都城店』（宮崎県８００台）
２０２３年１０月：『第１新効』（群馬県５２０台）
（２０２３年１２月１日記載）