「アミューズグループ」は大阪府を中心にパチンコホールを店舗展開する有力中堅チェーンである。経営店舗は主に「アミューズ」の屋号を冠しており計２６店舗を運営。その内訳は大阪府（６店舗）、京都府（４店舗）、兵庫県（３店舗）、和歌山県（１店舗）、静岡県（１店舗）、神奈川県（６店舗）、東京都（４店舗）、そして千葉県（１店舗）だ。１店舗あたりの平均設置台数は約６２７台で、１０００台を超える巨艦ホールも３件運営している。

旗艦店舗となる『アミューズ千葉』の成功から大きく勢いを増して、２０１６年から３年連続のグランドオープンを敢行していた。その後は『オリエンタルパサージュ荻窪４２６』を事業承継してＭ＆Ａも加速。ちなみに２０２０年に取得した『パチンコジャンボ』と『イル・サローネ三田店』については、それぞれ屋号変更を伴い２０２１年４月にグランドオープン済みである。

そして、「株式会社悠煇」が経営している「ドキわくランド」９店舗についても、新しくなったＨＰ上では代表者がアミューズの岩谷東明氏へと変更されており、まとめて同グループに加わったようである。これにて経営ホール数は一気に２２店舗へと拡大することになった。なお、「ドキわくランド」は「サンシャイン」などの屋号で４０店舗以上を運営する有力チェーン「オータグループ」の傘下にあったホールであり、大半が中規模の駅前型店舗となっている点も付記しておきたい。

また、同社の代表取締役である岩谷東明氏は２０２２年９月８日を以って、京都府のパチンコ企業である「株式会社デ・マッセ」の代表に就任したことを発表している。同社は京都府にてパチンコホールを展開してきたチェーン企業だ。経営店舗は全て「デ・マッセ」の屋号を冠しており計６店舗を営業中。１店舗あたりの平均設置台数は４１７台と、中規模ホールが目立つ店舗構成となっている。

また２０２３年１１月には浅草寺から程近い『ＢＩＧ　ＰＡＮＤＯＲＡ浅草店　本館』を取得した。同社の勢いはまだまだ衰えていない。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２２年　６月：『パチーズＰＬＵＳ岩出』（和歌山県７２５台）
２０２２年１２月：『デ・マッセ亀岡店』（京都府４００台）
２０２３年　１月：『デ・マッセ田中店』（京都府２４４台）
（２０２３年１２月１日記載）