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POKKA吉田氏が講演、改正規則後の業界動向を予想

兵庫県遊連青年部会は9日、兵庫県神戸市中央区のANAクラウンプラザホテル神戸において第43回定時総会を開催。総会後に催された記念講演で業界フリーライターのPOKKA吉田氏が、「激変する業界の状況の今 改正規則施行後」を演題に改正規則後の業界動向について解説した。

 

同氏がまず注目したのは、パチンコの改正規則機が適合した点。「保通協が旧規則の型式試験が終了したと一部のメーカーにアナウンスしたのは4月の頭。保通協にとっても改正規則下での試射試験は初めての経験のため、時間がかかると見られていたが4月に適合機種が出た。前回の規則改正時よりも試験の処理のスピードが速い」と指摘。そのうえで「パチスロ6号機が市場に出てくる時期を占うという意味で、パチンコの型式試験の処理が私の想定よりもかなり早かったことは、パチスロの型式試験の処理スピードも速い可能性があるということ。パチンコより2カ月遅れて申請が始まったと考えると、8、9月に出てきてもおかしくない」と話した。

 

また今後の遊技機開発については、今は攻めたスペックのものを申請しづらい環境にあるとしつつも「前回の規則改正時、パチスロは絶望的だと思われたが、同じ技術上の規格で高射幸性機リストに載るような機械が作れるまでになった。規則が変わったからでなく、攻めたスペックを作ってそれが適合したという話。(改正規則下においては)パチンコもパチスロもトータルの差玉・差枚数はかなり抑制されるが、規則上では出玉性能的にはいくらでも攻めるポイントはある。時間が経てば、パチンコもパチスロもこの規則でこんな機種ができるんだ、というスペックの機械が出てくる可能性がある」との考えを示した。

 

「2019年10月の消費税率10%への引き上げ、20年4月からの店内完全禁煙、21年の改正規則機への完全移行といった、業界に大きな影響が生じるかもしれない変化は、現段階で材料的には全て出尽くしたというのが私の見立て。この3年間を乗り越えさえすれば将来、悲観しなくてよいのでは」という希望的観測で講演を締めくくった。

 

[2018年5月18日・日刊遊技情報]

 

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