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同友会創立25周年記念行事での課長講話(全文掲載)

射幸性の抑制に向けた取組について

次に、射幸性の抑制に向けた取組についてお話しします。

射幸性の抑制に向けた取組として、業界を挙げて、新基準に該当しない遊技機の撤去に努めているところ、貴団体におかれましては、業界における射幸性抑制に向けた取決め事項に積極的に取り組むよう会員企業へ周知徹底されていると承知しております。ぱちんこへの依存問題等により、ぱちんこ業界に対し、国民から厳しい視線が向けられる中、自主的に決定した削減目標が着実に達成されるよう、業界全体として真摯な取組を進められることを期待しています。

検定機と性能が異なる遊技機の問題について

次に、検定機と性能が異なる遊技機の問題についてお話しします。

誠に残念なことですが、営業所において遊技くぎを曲げて検定機と異なる性能を創出する事案は、いまだに継続して発生しております。これまでにも、そのような事案は射幸性の適正管理を侵害する悪質な不正改造事案であると申し上げているところ、それでもなお行われるくぎ曲げについては、とりわけ厳しく取締り等を行う必要があると考えています。

貴団体におかれましては、こうした問題の絶無に向けて積極的に尽力されることを期待いたします。

遊技機の不正改造の絶無について

次に、遊技機の不正改造の絶無についてお話しします。

まず、悪質巧妙化している不正改造に対処するため、ぱちんこ営業者、遊技機製造業者という垣根を取り払い、事案の情報共有や有効な防止対策を業界全体で模索し、効果的な施策をより一層推進していただきたいと思います。

また、一般社団法人遊技産業健全化推進機構の立入検査において、いまだに不正改造等の容疑が認められたとして都道府県警察に通報がなされた事案が散見されますので、業界として引き続き緊張感を持って不正改造の絶無に向けた取組の推進をお願いいたします。さらに、先ほど申し上げたとおり、ぱちんこ営業所における依存防止対策の実施状況調査についても、今年度中の調査開始に向けた準備が進められているものと承知しております。業界にあっては、この調査が早期かつ実効性をもって実施されるよう、推進機構への支援等をお願いいたします。

警察といたしましても、今後とも、推進機構と積極的に連携しつつ、不正改造事犯に対しては、厳正な指導・取締りを推進してまいりたいと考えております。

ぱちんこ営業の賞品に関する問題について

次に、ぱちんこ営業の賞品に関する問題についてお話しします。

まずは賞品買取事犯の根絶についてです。

賞品買取行為の規制違反は、いまだに継続して発生しています。賞品買取行為の規制は、ぱちんこ営業と賭博の一線を画す重要な規制であり、ぱちんこ営業の根幹に関わるものであることから、警察といたしましても、賞品買取事犯に対しては引き続き厳正な取締り等を行っていくこととしておりますが、貴団体におかれましても、今一度、営業者一人一人にまで、賞品買取行為の規制の重要性について周知徹底していただきたいと思います。

次に、賞品の取りそろえの充実及び適切な賞品提供の徹底についてです。

平成18年にぱちんこ営業者関係5団体によりなされた「ぱちんこ営業に係る賞品の取りそろえの充実に関する決議」について、今一度、この決議の重要性を認識していただきたいと思います。

また、今一度、各ぱちんこ営業者にあっては、自身の営業所の賞品が等価交換規制を遵守したものとなっているか確認していただくようお願いします。

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