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【編集部こぼれ話②】他業種も続くべきか、パチンコホールの過剰なまでのコロナ対策

第2波によると思われる感染拡大が続き、盆休みも帰省すべきかどうすべきなのかという決着のつかない議論が続く始末。筆者も四国の実家に聞いてみると「こっちで感染したら特定されて晒されるから」と拒否された。まあこんな状況なので帰るのは落ち着いてからにしようと決めている。

そのような中で全国のパチンコ店は必死に感染防止策を実行している。何せ第1波で世間の敵にされたのだから。自粛要請を無視した店舗を擁護することは出来ないが、それでも最低限の対策を行い感染拡大は阻止した。そしてホールが休業していた横で全国展開している喫茶店が時短のみで間引きもなしに営業しており、自分はそこで原稿を書く。何が正しいのかわからなくなる。
(このあたりは広告規制による一般メディアとの関係性の問題だったり、利益を取り過ぎていた頃に対するユーザー怨みだったりとまあ叩かれても仕方のない業界だとは思う。個人的には前者の広告費問題が最大の失敗だったと考えているが脱線しすぎるので話は別の機会に)

さて、都内では今もきっちりと店舗の入口ではスタッフが常時立ち、来店者に対して検温と手指消毒をお願いし、店内では至るところに消毒液が設置され、台が空いたや否や消毒を行い、済札を掛ける。これらは果たして過剰なのかどうか。

自分が定期的に通うクリニックでは申告がなければ検温もしないし、マスクと受付前の手指消毒くらい。さらに飲食店ともなればもっと単純で入口に消毒液があればオッケーくらいにしか思っていない。ラーメン屋に入ってカウンター席に座ると調理員はマスク無しでそのままラーメンを出してくる。何が正解かなんて専門家でさえ分からず、人によって意識の差がある現状でパチンコホールだけは異常なまでの対策を行っている。むしろ対策し過ぎで逆にここは危険なんじゃないかとの誤ったイメージが広まった懸念すらあったが。

勿論同等の対策を行っている飲食店だってあるだろうし、全然対策が出来ていないホールだってある。だが割合で見ると恐らくホールは別次元の実行率で掛かっている費用も桁が違う。顔温度測定用カメラの導入や台間ボード、各台計数機と設備投資は急激に増加した。休業中の給与についても真っ黒なことをしたところは今のところ耳に入っていない。巡り巡れば自分たちが打ち散らかしぼろ負けした金とはいえ客付きも未だ自粛前の水準に戻らず、撤去期限の延長によって新台を買わないことでやり繰りしている状態だ。
(一番泥をかぶっているのはメーカーなのだがこっちもこっちでホール等からのこれまでの怨みが深いので同情する声をほとんど聞かないのは少しだけ可哀そうかも)

そして苦しい苦しいと言いつつも他の店舗と差をつけるチャンスとばかりに攻勢に出る店舗もあったりと、商魂の逞しさは流石この業界。実際、新規出店が難しい地域でうち以外の店が減ってくれればとの願いは多い。

しかしこれだけ徹底しても感染者は出るし、出れば対策が甘かったとか言われてしまう。残念ながら感染者が出るのはもう仕方ない、病院でさえ感染が広がるのだから。肝心なのは個々人がリスクマネジメントを行い、自己責任で動くしかないということを理解すべきであること。他業種でもパチンコホール並の対策をすれば全体の感染者数は減るかもしれないが飲食なんかはこれ以上コストが増えればやっていけないところも多い。何が最低限かもわからないが、とりあえず消毒とマスクで精一杯。やれというならそれこそ政府支援なんかが必要になってくる。コスト対効果もさっぱり計れない以上は何もおススメできず、強制も出来ないのが正論だろう。

パチンコホールでの感染リスクは低いと様々な所で宣伝されているが、対策の実行率は事実だ。しかし安全は100%ではないということを覚えておかなければならないし、それはコロナウイルス以外も同じ。ホールは危険なイメージがある、という誤解だけでここまでお金をかけて対策してしまうこの業界。実はメンタルょゎぃ…

追伸
などと言いつつも自分も最近はホールに行く頻度がめっきり減りました
だってプライベートでは新規則機とか打ちたくないから…


コメント:2件 コメントを書く

  1. 飛沫ボードがしっかりしてるお店にしか行かなくなりました。

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  2. 僕は入り口に置いてある消毒液で店のやる気を感じとってます。
    ここケチってる(アルコールが薄い)ホールは大抵出してない。

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