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全日遊連、第23回通常総会を開催 ~阿部新体制、ファン回復・拡大に向けた舵取りスタート

全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は24日、東京都港区高輪のSHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)内のTKPガーデンシティ品川において、第23回通常総会および総会祝賀パーティーを開催した。全日本遊技事業防犯協力連合会(全日防連)の通常総会があわせて開催された。

総会には、全51会員のうち45会員が出席。議案審議の前には表彰式が行われ、これまで組合に貢献してきた功労者らに表彰状が贈られた。また、ファン感謝デー事業に貢献した10組合と、共同購買事業に対して実績を上げた9組合が表彰された。

議案審議では、2013年度事業報告と収支決算、2014年度事業計画と収支予算、任期満了にともなう理事および監事の改選、総会宣言など8議案が上程され、すべて滞りなく承認可決された。

任期満了となる青松英和理事長に代わって選ばれた新たな理事長には、東京都遊協理事長の阿部恭久氏を選任。副理事長には、大阪府遊協の平川容志氏と岐阜県遊協の大野春光氏が留任し、神奈川県遊協の伊坂重憲氏、青森県遊協の大西康弘氏、新潟県遊協の佐藤孔一氏の3氏が新たに選任された。専務理事には片山晴雄氏が留任した。副理事長が担当する委員会については、伊坂氏が機械対策委員会、平川氏が経営委員会、大野氏が総務委員会、佐藤氏が事業委員会、大西氏が財務委員会を担当する。

2014年度の事業計画において「基本」とされたのは、①パチンコ・パチスロファンの回復・拡大、②ホール経営の安定化、③省エネ対策の推進、④社会からの信頼獲得の4点。全日遊連が取り組む施策はこれらの「基本」を具体化させるものとなっている。また、業界発展のために引きつづき各業界団体との連携を図っていくことが強調されている。第8号議案としてこれらの基本方針を盛り込んだ「総会宣言」と「総会スローガン」が採択された。

青松英和前理事長は代表挨拶のなかで、「新執行部も決まり、全日遊連は新たな体制で動きだすことになった。私たちの業界に求められているのは、国民の皆さまに楽しんでもらえる憩いの場を提供すること。多くの人にパチンコ・パチスロをたのしんでもらえるようにさまざまな取組みを継続していく必要がある」と述べた。事業計画において「継続的重点推進事項」として、手軽に安く遊べる遊技環境の構築、「遊技産業活性化プロジェクト」の推進、遊技機の販売方法に関する4団体合意「情報共有化」運用の促進、不正防止対策及びゴト対策の推進など、全14事項が挙げられている。

新理事長に選出された阿部氏は、「業界は非常に厳しい状況だが、皆さんの知恵を借りながら少しでも良い、明るい業界を目指したい。遊技産業活性化プロジェクトも動きだしている。営業改善に向けた取組みも必要だ。青松前理事長をはじめとした歴代理事長が築いたものをさらに強固なものとしたい」と述べ、前理事長までの方向性を継承する考えを明らかにした。

総会祝賀パーティーには全日遊連会員のほか、警察庁、業界団体、そして業界と密接な関係を持つ企業などから多くの来賓らが出席。日遊協の庄司孝輝会長と日工組の金沢全求理事長、そして欠席した警察庁生活安全局保安課の楠芳伸課長に代わって同課の大門雅弘課長補佐が祝辞を述べた。

全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)

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