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ニラク郡山大町店がグランドオープン(2020年8月8日)、パチンコ激戦区で三つ巴の戦いが幕を開ける

2020年8月8日にグランドオープンした『ニラク郡山大町店』

ニラクは福島県郡山市に本社を構え、50軒ほどのパチンコホールを運営している有力チェーンだ。特に御膝元となる郡山市には9軒もの既存店舗がドミナント展開していて、地元での知名度は抜群である。そんな同社が2020年8月8日に『ニラク郡山大町店』のグランドオープンを果たした。ニラクグループとしては約2年半ぶりの新規出店となる。

本年1月に閉店していた『ガイア大町店』の跡地で新設された格好であり、市街地ロードサイド型店舗として視認性や店舗認知期待度にも秀でている。右折進入のし辛さなどアクセシビリティ面では若干難も見られるが、総じて立地条件は良好と評せるだろう。

新店は1フロアに1029台を擁する大型店舗としてオープン。これは商圏内で最多台数となる。ちなみにドミナント展開を図っている同社の既存店では「4円パチンコ」を中心とした営業スタイルが目立っていたため、新店の設置構成がどうなるかも注目されていたものだ。蓋をあけると4円パチンコ(408台)・100円89玉パチンコ(236台)となり、全体の約63%をパチンコ機が占めていた。予想よりもパチスロ機の比率が少ない印象ではあったが、将来的な遊技動向も加味しての判断なのだろう。パチスロ機については1000円46枚貸(351台)と500円89枚貸(34台)の計385台となっていた。なお、最近導入店舗が増えつつある「加熱式たばこプレイエリア」だが、同店では設けていなかった点も付記しておきたい。

オープン当日の客付き状況は、むろんほぼ満席。8月8日(土)ということもあって、多くの顧客で十二分な活況を呈していた。なお、低貸コーナーと4円パチンコの一部では各台計数機が採用されていたが、パチンコ・パチスロともに通常貸しコーナーでは主に玉箱を使用。メイン機種となる「北斗無双」や「大海4」などの島では、ドル箱が所狭しと並べられていたものだ。(コロナの影響もあって)最近では全台で各台計数機を取り入れる店舗が増えている中、やはり視覚的なアピール効果は大きいと改めて感じる。

当商圏内で一番店の座を争ってきた『エヌワン郡山店』と『ビックつばめ郡山店』の両大型ホール。ニラクの新店にとって避けては通れない競合店舗といえよう。当日はともに20円パチスロを中心に高い客付き率を見せていた。お盆商戦以降、三つ巴の争いが本格化するはず。一気に激戦区と化した郡山市場からしばらく目を離せそうにない。


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