「一六商事グループ」は１都１道１１県にてパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。経営店舗は主に「ＭＧＭ」の屋号を冠しており計５０店舗を運営する巨大グループだ。なお、北海道では「ロイヤル」の屋号で高い認知度を誇っており、集客力にも秀でた強豪店舗が多くみられるのも特徴の一つといえるだろう。

経営ホールの内訳は北から順に、北海道（１２店舗）、山形県（１店舗）、福島県（２店舗）、茨城県（１３店舗）、栃木県（１店舗）、埼玉県（１店舗）、千葉県（５店舗）、東京都（２店舗）、三重県（３店舗）、福岡県（１店舗）、熊本県（１店舗）、宮崎県（１店舗）、そして鹿児島県（７店舗）だ。１店舗あたりの平均設置台数は約６４８台と中規模以上のホールが目立つ構成となっている。

２０１６年には３店舗のグランドオープンを敢行。山形県に『ＭＧＭ米沢店』を、茨城県に『ＭＧＭ守谷ふれあい通り店』を、千葉県に『ＭＧＭ八街榎戸店』をそれぞれ出店するなど、着実にその勢力を拡大してきた。また、２０１８年には「英進商事株式会社（パーラーさくらんぼ）」と「株式会社一六商事東日本」が吸収合併し、『ＭＧＭ水戸北店』としてグランドリニューアルオープンを果たしていた。

以降は新規出店等の大きな動きはみられなかったものの、２０２１年５月１日には『イチロク八代店』（熊本県）を居抜き出店。更に、２０２２年４月には『ＭＧＭ志布志店』を移転オープンしていた。加えて既存店の改装オープンに順次取り組むなど動きが活発化した２０２２年だったが、２０２３年は様子見といったところか。店舗閉鎖も確認されなかった。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２１年　８月：『ＭＧＭ東金店』（千葉県５１２台）
２０２１年　８月：『ＭＧＭ加治木店』（鹿児島県６４８台）
２０２２年　１月：『ＭＧＭ大崎店』（鹿児島県４８０台）
２０２２年　１月：『ＭＧＭ札元店』（鹿児島県６００台）
２０２２年　２月：『ＭＧＭ菊陽店』（熊本県８１４台）
２０２２年　８月：『ＭＧＭ清武店』（宮崎県４８０台）
２０２２年１０月：『ＭＧＭ大垣店』（岐阜県５４０台）
（２０２３年１２月１日記載）