「セントラルグループ（セントラルディーボ）」は高知県を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。経営店舗は主に「セントラルディーボ」の屋号を冠しており計２３店舗を運営。その内訳は高知県（１５店舗）、愛媛県（６店舗）、そして岡山県（２店舗）だ。

１店舗あたりの平均設置台数は約４８３台と、小中規模ホールが目立つ構成。それでも高集客ホールが多いことで知られており、文字通り四国を代表するチェーン企業の一つと評してよいだろう。

２０１８年８月には『セントラルディーボ相模店』の新築グランドオープンを果たしており、これが約２年ぶりの新規出店となっていた。ちなみに御膝元となる高知県では「新店ディーボ」自体が約１０年ぶりで、愛媛県および岡山県への進出を優先していたようだ。また、パチンコ事業のほかにも、外食事業、アミューズメント事業、スポーツ関連事業等を展開し、「コミュニティ・エンターテイメント創造企業」であることを標榜している。

近年ではグランドオープンなどの大きな動きは確認されていなかったが、２０２１年７月１日、Ｍ＆Ａによりワタナベプリントの「ＪＪ（自由時間）」など５店舗の遊技場事業に関する権利義務を承継し、事業規模を拡大させた。

これらについては順次屋号変更を伴うグランドオープンを実施しており、２０２１年１０月に『セントラルディーボ山越店』（６６６台）を、そして２０２１年１１月には『セントラルディーボ保免店』（５３０台）がグランドオープン済み。更に２０２１年１２月２２日には『セントラルディーボ小坂店』（５２６台）がオープンしたばかりだ。愛媛県内における存在感がますます高まっている。

また、岡山県倉敷市の『ウイング倉敷店』を事業承継することが８月２５日の官報に公告されていた。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２１年３月：『セントラルスパーク若松店』（高知県１９１台）
２０２１年６月：『セントラルシティ』（高知県２７１台）
２０２２年５月：『セントラル南国店』（高知県２３４台）
（２０２３年１２月１日記載）