「王蔵グループ」は長崎県を中心にパチンコホールを店舗展開するチェーン企業である。経営店舗は主に「ビッグアップル」の屋号を冠し計１１店舗を運営。その内訳は長崎県（８店舗）、山口県（１店舗）、兵庫県（１店舗）、東京都（１店舗）だ。

１店舗あたりの平均設置台数は約６２７台と小中規模ホール中心ではあるが、１０００台を超える巨艦ホールも１軒運営している。同社最大規模を誇る『ビッグアップル．加古川店』（１２３８台）が名実ともに旗艦店舗と評せるだろう。

また、「ダイナムグループ」や「ニラクグループ」と同様に、香港証券取引所に上場している企業の一社としてもよく知られている同グループ。代表者は山本勝也氏であり、２０２１年４月頃には首都圏を中心に高い知名度を誇ってきた「パラッツォグループ」の代表者欄にも同氏の名が記されるようになって、大いに驚かされたものだ。これにてグループ合計で３０軒以上のパチンコホールを有する巨大企業へと変貌を遂げている。

なお、２０１７年にグランドオープンした『ビッグアップル．出島店』を最後に新規出店はみられておらず、２０２３年には１軒の店舗閉鎖が確認されている。これにて神奈川県からは撤退となった。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２１年５月：『ケイズプラザ三日月店』
２０２１年５月：『ビッグアップル．ユーパーク元住吉』
２０２１年８月：『ビッグアップル．住吉店』
２０２１年８月：『モナコ住吉本店』
２０２１年８月：『ビッグアップル．太宰府』
２０２３年５月：『ビッグアップル．大船店』（神奈川県５３３台）
（２０２３年１２月１日記載）