「ガーデングループ」は首都圏を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。経営店舗は主に「ガーデン」の屋号を冠し計３６店舗を運営。その内訳は埼玉県（１９店舗）、東京都（８店舗）、千葉県（６店舗）、神奈川県(２店舗)、そして茨城県（１店舗）だ。１店舗あたりの平均設置台数は約６１０台と、小規模ホールから大型店まで多肢に渡っている。

近年では新規出店以外にも、積極的なＭ＆Ａでその勢力を拡大してきた同グループ。２０１７年には「デルーサ」の２店舗を、そして２０１８年には「ワールド」の３店舗をそれぞれ事業承継。２０１９年に入ってもその勢いは衰えず、『イーグルアールワン春日部店』や『ニューセンチュリー大宮店』をグループ化している。なお、後者については２０２０年７月に『ガーデン大宮北』として屋号変更を伴うグランドオープンを果たしていた。

そして更に、２０２０年に入ってすぐに「ウエスタングループ」の１０店舗をまとめて事業承継したことも記憶に新しいところだろう。東京都江戸川区に本拠を構える老舗企業として堅調な集客状況を誇っていたウエスタングループ故に、このニュースは驚きをもって伝えられたものだ。なお、『ウエスタン西葛西店』の近隣にて店舗を構えていた『ＳＡＮＳＡ西葛西店』についても過日グループ化している。

なお、同時に店舗整理も推し進めていて『ガーデン逗子銀座通り店』をアビバグループに譲渡するなど、スクラップ＆ビルドを積極的に推進している優良法人であり、首都圏におけるパチンコ経営企業の中でも非常に勢いを感じる企業グループと評せるだろう。

２０２３年２月にはパチンコ業界初となるスマスロ専門店『スマートガーデン浦和８８』をグランドオープンするなど、非常に注目度の高い企業でもある。また２０２３年７月には『メガガイア東大宮』を事業承継している。

※コロナ禍以降の閉鎖・売却店舗
２０２０年　５月：『ウエスタン浦安スロット館』
２０２０年　６月：『ガーデン北朝霞Ｗ』
２０２０年　８月：『ガーデン浦和店』
２０２０年１０月：『ウエスタン原木店』
２０２１年　８月：『新！ガーデン座間』
２０２１年　８月：『ガーデン幸手』
２０２２年　１月：『ＳＡＮＳＡ西葛西』（東京都２８３台）
２０２３年　３月：『ミリー西浦和店』（埼玉県４３８台）
２０２３年　５月：『ガーデン八王子インター店』（東京都７６２台）
２０２３年　８月：『ガーデン上板橋店』（東京都７３０台）
（２０２３年１２月１日記載）