高射幸性パチスロ機の設置比率、12月末で8.03%に

「アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUSver.‐」は3万台以上が撤去となった。※写真はイメージです。

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)はこのほど、2019年12月31日時点における「新基準に該当しない高射幸性遊技機」の設置状況を報告。高射幸性パチスロ機の設置比率が8.03%まで減少した。

業界団体に配布された資料によると、昨年12月末時点のパチスロ総設置台数165万7090台(前月比プラス9085台)のうち、新基準に該当しないパチスロ機は20万1899台(同マイナス9万2649台)、設置比率は12.18%。また、高射幸性パチスロ機の設置台数は11月末から9万3228台減少し13万3050台。設置比率は8.03%となり、全日遊連が再設定した今年1月31日時点における設置比率の削減目標値である15%を大きく下回った。

高射幸性パチスロ機の大幅減少は、市場に多数の設置が残っていた人気タイトルが12月に認定期間の満了を迎えたためで、「パチスロモンスターハンター 月下雷鳴」(1万3018台→1130台)、「アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUSver.‐」(3万9367台→5602台)、「バジリスク~甲賀忍法帖~絆」(5万8699台→7614台)がそれぞれ数万台単位の大量撤去となっている(※カッコ内の数値は、左が2019年11月30日時点、右が2019年12月31日時点での設置台数)。

その一方で、高射幸性パチスロ機の穴を高射幸性パチスロ機で埋めようとするホールの動きも一部で見られ、「ミリオンゴッド‐神々の凱旋‐」が6万1778台→6万4753台、「パチスロ黄門ちゃま喝」が1万2974台→1万3577台、「プレミアムビンゴ」が2831台→3265台となっている。

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)