SANKYOは23日、東京都文京区後楽の東京ドーム・プリズムホールにおいて、パチンコ新機種「CRF海猿」の新型機プレス発表会および発表展示会を開催した。タイアップコンテンツ「海猿」は、1999年より連載された佐藤秀峰(原案・取材 小森陽一)のマンガで、海上保安庁の活躍が描かれた。マンガを原作とするテレビドラマや映画が大ヒットを記録した。
プレス発表会では冒頭、常務執行役員営業本部長の富山一郎氏が挨拶。「2014年は業界にとって大きな変化が起こる年となるだろう。そんななかでもSANKYOは、パチンコ・パチスロのファン離れを止めるため、ぶれることなく集客でき、長期稼働を実現できる機械を追求していく」と述べた。また新機種「CRF海猿」について、「コンテンツとしての知名度も高く、SANKYOの目指す“ファンに愛され長期稼働する機械”に仕上がったと自負している」と述べるとともに、「今後、新規の大型版権を多数用意しており、業界の発展に貢献していく」と、今後の方針を明らかにした。
海中における限られた時間での救助活動の緊迫感を再現するため、同機には新規デバイスとして透過有機ELを用いた「レスキュービジョン」を搭載。突如出現し、残り時間を表示、カウントダウンを始める。商品本部・商品戦略室次長の依田英之氏は開発コンセプトについてのインタビューで、「パチンコの緊迫感とコンテンツの緊迫感を、予告演出において新たな見せ方で追求した。世界的にもまだあまり商品化されておらず、ユーザーの記憶に残るだろう」と説明。また、大当りラウンド中のロス玉を減少させるアタッカーとして「レスキューアタッカー」を搭載する。
発表会には、ゲストとして、原作者のマンガ家・佐藤秀峰と、WBA世界ライトフライ級王者のボクシング選手・井岡一翔が登場し、トークショーを行った。
同機の大当り確率は297.3分の1。大当りラウンド消化後に確変突入率100%のST70回転がつく。電サポ時における最大出玉2016個の比率は76.2%。納品開始日には3月2日が予定されている。
発表会ではリリース資料として、2月22日に封切りとなるアニメ映画「モーレツ☆宇宙海賊 亜空の深淵」のチラシが配布された。原作はライトノベル『ミニスカ宇宙海賊』であり、映画版および2012年に放映されたテレビアニメ版のアニメーション制作をSANKYOの子会社であるサテライトが担当。そのためパチンコ化の噂が以前より流れていた。アニメでオープンニングテーマに、ももいろクローバーZの楽曲が使用されていたことも話題となった。
[1月28日・日刊遊技情報]