遊技機市場向けグラフィックスLSIを主力商品とするアクセルは1月28日、2014年3月期第3四半期の決算短信[日本基準](連結)を発表した。グラフィックスLSIの販売は、前期の販売台数より約30万個減少し約112万個の販売にとどまったことなどから、前年第3四半期と比べ減収減益となった。ただ、同日にあわせて通期の業績予想を上方修正すると発表しており、修正の理由を製品販売構成比率の変動によるものと説明した。
2014年3月期第3四半期の連結経営成績(累計)は、売上高89億4000万円(対前年同四半期増減率マイナス31.6%)、営業利益17億1100万円(同マイナス46.9%)、経常利益17億1300万円(同マイナス47.1%)、四半期純利益8億2900万円(同マイナス61.4%)。
前期2013年3月期第3四半期における遊技機市場向けグラフィックスLSIの販売台数は、大型タイトルに採用されたために売上面と利益面で大きく貢献したが、2014年3月期にはその売上が落ち込み、遊技機市場の構成比率を落とすことにより増収増益を図る。
[2月7日・日刊遊技情報]