SANKYOは6日、2020年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2020年3月期第1四半期(2019年4月1日~2019年6月30日)の連結経営成績は、売上高113億5100万円(対前年同期比マイナス21.8%)、営業損失5億9600万円(前年同期は13億7500万円の営業利益)、経常損失1億5500万円(前年同期は18億2700万円の経常利益)、四半期純損失9300万円(前年同期は14億6000万円の純利益)、と大幅な減収減益となった。
パチンコ機関連事業に関しては、第1四半期における新規販売はSANKYOブランドの「Pフィーバースーパー戦隊」「Pフィーバーマクロスフロンティア3 Light Middle ver.」の2タイトルで計1万8997台販売(対前年同期比マイナス43.2%)。新台販売の低迷を受け、売上高は70億6400万円(対前年同期比マイナス44.4%)、営業損失2億3800万円(前年同期は32億円の営業利益)と赤字に転落した。
一方、パチスロ機関連事業では、新規販売タイトルは「パチスロボンバーパワフルⅢ」のみだったが、販売台数は6531台(対前年同期比プラス699.4%)と、817台だった前年同四半期より大幅に増加。その結果、売上高26億3500万円(対前年同期比プラス688.9%)、営業利益7億1800万円(前年同期は8億1900万円の営業損失)と黒字転換した。
同社は低調に推移した第1四半期の販売状況について、「パチンコホールが検定・認定の有効期間満了前の入替には慎重だった」と振り返るとともに、今後の見通しとして「コアタイトルとなるパチンコ機の発売を第2四半期以降に予定している」とし、通期計画は当初通りパチンコ11タイトル(リユースを除く)で20万台、パチスロ5タイトルで5万8000台の販売をそれぞれ見込む。
直近に公表されている業績予想からの修正は行われていない。
[2019年8月23日・日刊遊技情報]