セガサミーホールディングスは8月29日、本年5月9日に公表していた2015年3月期第2四半期(累計)の業績予想値を修正すると発表した。売上高は下方修正されたが、利益面では大きく増加した。
パチスロでは一部機種の販売スケジュールを下期へと見直した。そのためパチスロの販売台数は、前回予想の11万4000台より2万2000台減少し約9万2000台となった。その一方で、パチンコの販売台数は、前回予想の5万8000台より3万4000台増加して約9万2000台となったことが、利益面で大きく貢献した。パチンコでは、販売開始時には1万5000台の販売を予定していた「パチンコCR化物語」の販売実績は3万2503台と、計画の倍以上となっている。前回予想では80億円の損失が見込まれていた営業利益と経常利益は今回、ともに30億円の黒字へと修正されている。
修正後の数値は、売上高1570億(前回発表予想との増減額マイナス30億円)、営業利益30億円(前回発表予想は80億円の営業損失)、経常利益30億円(前回発表予想は80億円の経常損失)、四半期純損失15億円(前回発表予想は70億円の四半期純損失)。
「修正の理由」のなかにある、子会社であるフェニックスリゾートが運営するフェニックス・シーガイア・リゾートの一部施設について「将来的に利活用しないことを決議したことに伴う特別損失の発生」を見込んだとする説明が注目される。
[9月2日・日刊遊技情報]