コムシードは11日、2015年3月期第2四半期決算短信[日本基準](非連結)を発表した。フィーチャーフォンからスマートフォンへの事業転換がすすみ、主力商品のバーチャルホール「グリパチ」やパチスロ実機シミュレーターアプリなどで収益基盤が確立。内製化による外注費圧縮などにより利益が増加し、2012年3月期以来3期ぶりに黒字化を達成した。
経営成績(累計)は、売上高5億8400万円(対前年同四半期増減率プラス65.2%)、営業利益3300万円(前年同四半期は営業損失7600万円)、経常利益2700万円(前年同四半期は経常損失7900万円)、四半期純利益2400万円(前年同四半期は四半期純損失8000万円)。直近公開の通期予想は修正されていない。
「グリパチ」では会員数が順調に伸長し、8月には180万人を突破。キャンペーンや連動イベントの実施や新規アプリ投入が奏功した。スマートフォンゲームアプリでは、第2四半期中に配信した新規アプリのほとんどが、ゲーム部門の有料アプリで1位になるなど評価され、売上高でも過去最高を記録した。
[2014年11月14日・日刊遊技情報]