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日工組、パチンコ申し合わせの詳細を決定 ~出玉「期待値」を引き下げ

【編集部ウォッチ】

日本遊技機工業組合(日工組)は、のめり込み問題への対応策として1日付で新たな申し合わせを決定した。同組合ではこれまでに、3月5日付で大当りの下限をこれまでの400分の1から320分の1とすることを決定していたが、今回の決定では、いわゆる「総量規制」と呼ばれていた初回大当り時の獲得期待個数の上限にも踏み込み、遊技機のタイプとヘソ・電チューの賞球個数ごとに「期待値」の上限個数を定めた。このことによりV確変機能を使ってパチンコの射幸性を、現行のレベル維持、あるいはさらに上昇させることが不可能となった。また、現行スペックの遊技機は7月31日までに保通協に型式試験を申請、販売と設置を10月31日までと定めた。

遊技機のタイプとヘソ・電チューの賞球数ごとの「期待値」は次の通り。確変ループ機と確変ST機では、ヘソ賞球3個以上7200個(現行9600個)、電チュー賞球1個もしくは2個6800個(現行8600個)、ヘソ賞球1個もしくは2個5800個(現行6400個)。V確変機では、ヘソ賞球3個以上6800個(現行9600個)、電チュー賞球1個もしくは2個6400個(現行8600個)、ヘソ賞球1個もしくは2個5800個(現行6400個)。ただし、現行機の「期待値」では初回大当り時の獲得個数を含むとされているが、今回の決定では初回大当り時の獲得個数を含めない値に変更した。第1種+第2種タイプと小当りで出玉を増やすタイプについては決定していない。

また今回の申し合わせで、初回大当り時における獲得個数の下限値も大当り確率ごとに決定している。大当り確率260分の1から320分の1が最大出玉の3分の1かつ600個以上、160分の1から260分の1が最大出玉の4分の1以上、160分の1までが最大出玉の8分の1以上とした。

日刊遊技情報180