ユニバーサルエンターテインメントは23日、同社がアクセスジャーナルのウェブサイト上に掲載された記事により名誉毀損または信用毀損により被害をこうむったとして1億円の損害賠償を求め提訴していた訴訟で、アクセスジャーナルが東京高等裁判所の判決を不服として行った上告および上告受理の申し立てを最高裁判所が17日付でその棄却を決定したと発表した。これにより、記事の削除と、アクセスジャーナルおよび同社代表に165万円の支払を命じた東京高裁の判決が確定した。
ユニバーサルはこの決定に対し、「改めて当社の正当性が認められた」との見解を示した。
アクセスジャーナルは、ユニバーサルがカジノリゾート計画に便宜を図る見返りとしてフィリピン当局に賄賂性のある資金を提供したと報道。同記事をもとにロイターおよび朝日新聞が追従し、ユニバーサルはこの2社に対しても訴訟を提起して現在係争中。
アクセスジャーナルは、ジャーナリストの山岡俊介氏が代表を務め、2004年より一部有料のネット情報媒体として運営。オルタナティブ・メディアとして大手報道機関が採りあげない記事を中心に報道活動をつづけている。
[2015年4月30日・日刊遊技情報]