東日本遊技機商業協同組合(東遊商)は12日、東京都港区台場のホテル日航東京において、第54回通常総会を開催した。総数291社中、代理出席を含め226社が出席。全議案が滞りなく承認された。1期2年の任期満了にともなう役員の改選が行われ、理事長に現職の中村昌勇氏が再任された。
中村昌勇理事長は総会の冒頭で、「多くの被害をもたらした東日本大震災から今年で4年目を迎えた。被災地では、鉄道、病院、水産などおよそ9割の復興がすすんだとのこと。しかしいまだ約10万人が仮設住宅での住まいを余議なくされている。震災の記憶を風化させることなく、復興を祈念し、支援を継続したい。遊技業界では先月、メーカーが突然倒産、我われ販社も大変なダメージを受けた。取り巻く環境は非常に厳しいことに変わりないが、こういう時だからこそ、ともに力を合わせて乗り越えていかなければならない。引きつづき、中古機流通事業を多くの皆様に必要とされる事業として堅持していく」と述べて、組合員の協力を求めた。
事業報告書によれば、2014年度には同組合へ4社が新規加入、10社が脱退し、組合員数は6社の減少となった。同組合による同期中の中古機流通に関わる確認証紙発行枚数は23万2624件、43万4193台。
[2015年5月18日・日刊遊技情報]