回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)は26日、東京都文京区後楽の東京ドームホテルにおいて2015年度の組合大会を開催した。組合大会前に同会場で開催した通常総代会で役員改選を行い、理事長職を5期10年務めた伊豆正則理事長が6期目も続投することを決めた。また理事の増員が承認され3人増の28人態勢となった。
冒頭の行政講和では、警察庁生活安全局保安課の大野敦係長が小柳誠二課長のメッセージを代読。小柳保安課長のメッセージでは、「不正改造や違法な広告事犯・賞品提供・買取などが後を絶たない」と指摘。のめり込みの問題や闇スロの問題にも言及し、今後の業界自身による健全化に対する取り組みを支援していく意向を伝えた。
つづいて伊豆理事長は挨拶で、「業界の未来に組合員が希望を持てるようにする。良くするのも悪くするのも私たち次第。環境変化に対応し、新たな一歩を踏み出すために挑戦する。いまの業界が置かれている現状をつくったのは私たちの責任。真の大衆娯楽を目指し、誇り・自覚・責任を持って、期待に応えたい」と述べ、6期目スタートにあたっての決意を示した。
2015年度の「活動目標」は、次の3点。①法令を遵守し、健全な遊技機流通と犯罪防止を目的とした遊技機の適正な処理を目指す。②地域に根差した支部活動の推進と信頼される地域貢献を目指す。③新たな時代に適応し組合員が希望の持てる業界構築を目指す。
2015年度の中古機流通については、書類交付件数24万3000件、確認証紙発給枚数45万枚との見込みを報告。ホール設置時に筐体へ貼付する確認シールについては、135万枚の発行を予定する。
組合大会ではほかに、新規加入組合員の紹介、表彰式、通常総代会の報告を行った。
また、組合大会後には懇親会が開かれ、全日遊連の阿部恭久理事長や日遊協の庄司孝輝会長、日電協の里見治理事長ら、多くの来賓が出席した。
[2015年5月29日・日刊遊技情報]