マルハンは2015年3月期決算短信[日本基準](連結)を5月29日付で公表した。売上高は1兆9782億2200万円となって、初めて2兆円を達成した2009年3月期以来6期ぶりに2兆円を割り込んだ。その一方で経常利益は637億9800万円となり、過去最高益を更新した。
同期の連結経営成績は、売上高1兆9782億2200万円(対前期増減率マイナス6.3%)、営業利益615億400万円(同プラス6.2%)、経常利益637億9800万円(同プラス5.3%)、当期純利益300億1500万円(同マイナス7.3%)。
決算短信では、同期中パチンコ事業で、機械入替費や広告宣伝費で費用対効果の最大化を図るなど、「収益性の向上に全社を挙げて」取り組んだと分析。その結果、「地域一番店比率を上昇させ、業界内における競争力を維持」したと評価した。また低貸玉営業への投資も継続的に実施した。ホームページ上で公開された「主要財務情報[連結]」によれば、保有する遊技機台数は20万9897台と、はじめて20万台を突破。また店舗数は308店舗となり、300店舗を突破した。
あわせて発表された2016年3月期の連結業績予想では、売上高2兆375億円(対前期増減率プラス3.0%)、営業利益536億円(同マイナス12.8%)、経常利益553億円(同マイナス13.3%)、当期純利益287億円(同マイナス4.2%)と、売上高の2兆円回復と、利益の圧縮を見込む。
[2015年6月2日・日刊遊技情報]