福井県警は今月中旬より、健全化推進機構の検査とは別に、県下のホールを対象とした「遊技くぎ」の調査を実施する。5月28日に開催された福井県遊技業協同組合の理事・監事会で行った講話のなかで福井県警の小竹原慎二生活環境課長が「警察の対応」として明らかにした。同県遊協は講話の内容を3日付の書面で傘下ホールに伝達した。ホールへの取材からわかった。
文書によれば調査対象となるのは、風車の傾き・角度と、アタッカー周辺、始動口(スタートチャッカー)およびその直近の「くぎ」。調査基準は、保通協がメーカーに提出している各遊技機の「型式試験結果」に記載(添付)された「遊技くぎ・風車の傾き方向・角度」および「遊技盤面の構造図」に記載された入賞口の大きさ。本部および署員の合同で閉店間際および新台入替検査日に、視認およびゲージ棒により立入調査を実施する。無承認変更となる「くぎ曲げ」と見なされれば、処分の量定は最高の「A」となる。さらに、悪質な場合には事件化するとともに、取り消し、営業停止命令、営業廃止命令を行うとしている。
[2015年6月10日・日刊遊技情報]