大阪府遊連青年部会は5日、大阪市天王寺区上本町のシェラトン都ホテル大阪において第28回定時総会を開催した。総会は部会員総数46人中、委任状出席を含め39人の出席により成立した。
冒頭にこの総会で部会長を退くことになった光本浩三前部会長が登壇。2年間の任期を振り返るとともに、部会員の組合運営への協力に対し感謝の言葉を述べて、今後は部会員の育成と業界の活性化に努めていくと述べた。つづいて登壇した大阪府遊協の平川容志理事長は、「全国青年部会との交流をはじめ、関係団体とも連携し、10年先、20年先を見据えた幅広い活動を実施していただきたい」と青年部会を激励した。
来賓祝辞では大阪府警察本部保安課の中西晋管理官が登壇。府下の犯罪情勢について話したほか、ぱちんこ営業に関して、児童の車内放置事故防止、営業所内における置引き対策の徹底、遊技機の不正改造の絶無、適切な賞品提供の徹底、広告宣伝の規制の5点について言及。そのうち広告宣伝の規制については「計数機の横でレシートを渡す際に出玉イベントを示唆するなど、店内や目立ちにくいウェブサイト・ブログなどで隠語を駆使し出玉イベントを行う営業所が散見される。引きつづき業界の自浄機能を発揮していただきたい」と、広告宣伝規制の適正な運用を改めて要請した。
議案審議では、上程された議案すべて滞りなく可決承認。また、本総会での任期満了にともなう役員改選では、第15代の新部会長に段周精氏を選出した。段新部会長は就任の挨拶で、「若手経営者が集まる青年部らしい自由で創造的な企画を考え、積極的に行動する青年部会を目指したい」と今後の抱負を話した。
総会終了後に催された記念講演では、リーダーシップコンサルティングの岩田松雄代表が「ミッション経営 企業の原点に戻る」をテーマに講演を行った。
[2015年6月11日・日刊遊技情報]