広島県遊技業協同組合は１７日、広島市中区基町のリーガロイヤルホテル広島において、２０１５年度通常総会ならびに広島県遊技業防犯協力会連合会の２０１５年度通常総会を開催した。組合員総数２７５人中、委任状出席を含め２５６人が出席し総会は成立。本総会をもって退任した池田仁志前理事長に代わって山本祖助氏が新理事長に選任された。
来賓祝辞では、広島県警察生活安全部生活安全総務課の西原啓二管理官が同部の梶原恒志部長からの祝辞を代読。祝辞では「遊技産業は国民生活に潤いをもたらす健全な娯楽の機会を与える業界として多くのファンに愛され今日に至っている。しかしながら、全国的に業界の現状を見ると遊技人口の減少をはじめ、ヘビーユーザーによるのめり込み、遊技機の不正改造、射幸心をそそる広告宣伝など、多くの課題を抱えている」と指摘し、これらの課題に対するより一層の取り組みを求めた。
議案審議では、２０１４年度事業報告ならびに収支決算、２０１５年度事業・予算計画などが上程され、すべての議案が滞りなく承認可決された。任期満了にともなう役員改選では、８期１６年にわたって理事長職を務めた池田氏が退任し、新たに山本氏を新理事長に選任。山本氏は就任の挨拶で、「私が理事長という大役を仰せつかるとは夢にも思っていなかった。一所懸命がんばっていく」と述べた。
議事終了後には行政講話が行われ、西原管理官、同課の三戸田伸幸課長補佐が登壇。三戸田課長補佐が、ぱちんこ営業の健全化について話した。講話では、県下のぱちんこ営業における事件検挙と行政処分状況について報告したほか、のめり込み対策について「のめり込み問題の本質は、ぱちんこ遊技の射幸性の抑制にあると考える。のめり込み問題に起因する事件・事故の責任はホールにもある」として、射幸性の抑制に向けた対策をホールにも強く求めた。
［２０１５年６月２５日・日刊遊技情報］
