ZANN CORPORATION(ザン)は2日、パチスロ市場新規参入第1弾機種となる「ガリンポ‐30」のプレス発表会を、東京都台東区東上野の上野ターミナルホテルにおいて開催した。「ガリンポ‐30」はノーマルタイプの30パイ機。納品開始日に8月2日を予定する。
ザンは、アメリカのネバダ州ラスベガスに本社を置くカジノ関連企業。カジノ向けスロットマシンの開発を行うほか、カジノクルーズの運営などを行っている。同社が「ガリンポ‐30」の企画・開発を担当した。ただし筺体にはエマ製のものを使用し、エマが製造を担当した。カジノマシン開発で培ったノウハウを、パチスロに取り入れたとのこと。
機種名の「ガリンポ」とはポルトガル語で鉱山などを意味する。完全告知タイプとなっており、当選告示時のセグに「7」ではなく末広がりで縁起のいい「8」を使用。またボーナス図柄も「7」ではなく、デカコイン図柄を使用する。
発表会で同社の近藤克彦代表取締役社長は、「パチスロという日本の文化、技術を世界へ広げることを通して、日本と世界の懸け橋になりたい。本機の開発では、パチスロをカジノ風マシンに仕立てることに取り組んだ。売上重視ではなく稼働重視で、パチスロという娯楽の原点に帰って飽きの来ない仕様とした」と話した。
ボーナス合成確率は設定⑥118分の1~設定①174分の1。ボーナスの純増枚数はBB270枚、RB90枚。BR比率は1対1。1000円あたりのベースとなるゲーム数は約38ゲーム。本体定価33万円。総発売元を、JPS製「テラシグマ」を販売した実績を持つP・Jが務める。
[2015年7月8日・日刊遊技情報]