サミーは13日、東京都中央区銀座の時事通信ホールにおいて、新機種「パチスロ北斗の拳 強敵(とも)」のプレス発表会を開催した。基本的なゲーム性では、中押し遊技、「中段チェリー」、モード移行システム、32ゲームの前兆を示す「北斗カウンター」、AT「激闘乱舞」など、初代から前作までの仕様を継承した。本機のメインコピーは「王道、揺るがず。」専用筐体「救世主(メシア)」を使用する。
同機は、純増枚数約2.8枚、差枚数管理型のATタイプ。AT「激闘乱舞」では、継続率の異なる「ステージ」が「継続バトル」での対戦相手にリンクする。新機能として搭載された同機最強の枚数上乗せ特化ゾーン「北斗乱舞」では、北斗三兄弟が集結。チャンスゾーンとして、貯めた「ひでぶ」の数がAT突入期待度となる「伝承の刻」と、7ゲーム間毎ゲーム「神拳勝負」となる「七星勝舞」も新たに搭載された。専用筐体で圧倒的な存在感を示すのが、北斗七星をかたどった巨大な「七星ランプ」。液晶画面に登場する可動役モノ「死兆星ギミック」や液晶下部の7セグ「七星カウンター」、7色LEDを装備した「死兆星レバー」なども搭載されている。
発表会では、同社代表取締役社長COOの青木茂氏が冒頭に登壇。「2003年に発売された初代『パチスロ北斗の拳』以降、代を重ねるごとにファン、ホールの皆様の期待値が大きくなった。『パチスロ北斗の拳 転生』では既存のゲーム性にとらわれず、2つの新しいゲーム性を搭載して高い評価をいただいた。本日紹介する『パチスロ北斗の拳 強敵』でも、前作を超える最高の製品とするため全社の力を結集して開発した。初代の築いた王道のゲーム性を継承しつつも、市場で好評を得ている新仕様を盛り込んだ。長期間にわたって、ファン、ホールの皆様にご満足いただける製品となっている」と述べ、看板タイトルの完成度に対する自信をのぞかせた。
製品紹介を同社取締役・研究開発本部長の星野歩氏が行い、初代から受け継ぐ伝統のゲーム性を踏襲しながらも、さらに進化した「現時点での最高峰」であると、同機について説明した。
ゲストトークショーではグラビアアイドルの杉原杏璃が登場。「男同士の戦いがたまらない」、「ラオウが格好良く死んでいくのに魅かれる」など、原作コンテンツに対する想い入れを語り、「最近のホールはすごくきれいで、女友だちと一緒に行くことができる。導入後には1日中打ってみたい」と、同機の稼働開始を待ちわびた。
閉会の挨拶には同社取締役・営業本部長の熊谷俊己氏が登壇。「『北斗』でコケるわけにはいかないため、営業、開発が一体となってお客様第一を念頭につくった最高傑作。ベースが44ゲームと高く稼働優先で何回も遊べる機械に仕上がっている。スリープユーザーの掘り起こしはもちろん、パチスロ業界の活性剤になってほしい」と話し、新機種に期待を込めた。
販売予定台数は6万5000台。ホールへの納入開始日には9月6日を予定する。
[2015年7月15日・日刊遊技情報]