セガサミーホールディングスは7月31日、2016年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。パチスロに新規タイトルの投入が無かったことなどから営業損益では94億5500万円の損失を計上。赤字決算に転落した。
連結経営成績(累計)は、売上高529億3500万円(対前年同四半期増減率マイナス41.2%)、営業損失94億5500万円(前年同四半期は営業利益89億5300万円)、経常損失87億600万円(前年同四半期は経常利益96億5700万円)、四半期純損失79億3000万円(前年同四半期は純利益51億6100万円)。ただ上期の見通しとして、第2四半期にサミーの主力タイトル「パチスロ北斗の拳 強敵」などの投入を予定することから前年同期比で増収増益を計画している。直近に公表されている半期および通期の業績予想からの修正は行われていない。
パチンコのタイトル別販売実績は、サミー「ぱちんこCR聖戦士ダンバイン」5230台、サミー「デジハネCR化物語」8564台、タイヨーエレック「CRガメラ」4176台。
また2016年3月期より事業セグメントを変更。前期までの遊技機事業、アミューズメント機器事業、アミューズメント施設事業、コンシューマ事業の主要4セグメントから、遊技機事業、エンタテインメントコンテンツ事業、リゾート事業の3セグメントに再編された。
新たに設けられたリゾート事業には国内施設として、フェニックス・シーガイア・リゾート、東京ジョイポリス、オービィ横浜、海外施設として韓国仁川で2017年上期に開業予定のパラダイスカジノ仁川が含まれる。さらに施設名は未定だが韓国の釜山広域市においても大型複合施設の開発をすすめている。
成長の中心として位置づけられているエンタテインメントコンテンツ事業は、デジタルゲーム、パッケージゲーム、アミューズメント機器、アミューズメント施設、映像・玩具の各分野により構成。カジノ機器の開発も同セグメントに含まれる。デジタルゲーム分野の伸長による増収を見込む。
[2015年8月5日・日刊遊技情報]