日工組新規加盟メーカーのA‐gon(エイゴン)は2日、東京都台東区東上野の本社において、同社発売機種の第1弾で約40年ぶりに市場投入される手打ち式パチンコの「CRA‐gon昭和物語」シリーズのプレス発表会を開催した。
発表されたのは、入賞口により賞球数の異なる「15個賞球タイプ」(型式名「CRA‐gon昭和物語」)と、すべての入賞口の賞球数が10個(オール10)の「10個賞球タイプ」(型式名「CRA昭和物語10」)の2スペック。定価28万8000円。納品開始予定日12月6日。
電動式ハンドルを搭載しない手打ち式パチンコには、玉を打ち出す際の強弱による技術介入要素があり、1玉1玉の打ち出しに自力感を感じることができる。まず盤面中央上部の「GO」を狙い、玉は「GO」を通過すると下の役モノ内に落下。役モノには3つの穴があり、穴に対応したチューリップが開く。チューリップも非電動タイプで、2個目の入賞まで開放する。
発表会では冒頭で同社代表取締役の金子亮太氏が、「今後も手打ち式パチンコを中心に、大衆娯楽としてのパチンコ発展のため開発をすすめる」と挨拶。ゲストとして、脳科学者の諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授と遊技史研究家のパチンコ博物館・牧野哲也館長が登場し、手打ち式パチンコの再登場を歓迎した。
[2015年10月5日・日刊遊技情報]