日本遊技産業経営者同友会(同友会)は18日、東京都台東区東上野のオーラムにおいて、11月度定時理事会を開催し、終了後に同会事務局において記者会見を開いた。
理事会には賛助会員を含め81社141名が出席。新たに有限会社フォーティーナイン(代表取締役社長・司空大吾氏)が正会員に、アイキャンディ株式会社(代表取締役・福森加苗氏)が賛助会員として入会を承認された。理事会では、「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去について(要請)」に関する問題についての報告に多くの時間が割かれ、40分間の意見交換を行った。
記者会見で東野昌一代表理事は、「撤去に関しては現状やむなしと言える。会員にはこの問題について、日工組や全日遊連の対応を説明した。まずは日工組から全日遊連に撤去リストが届いてからだと思う」と述べた。日工組との交渉については、「5団体がバラバラで交渉するよりもチャンネルをひとつにした方がいい」との考えを示した。理事会前日の17日に行われた余暇進秋季セミナーでの警察庁生活安全局保安課の大門雅弘課長補佐による講話についての意見を記者から求められると、「同友会としてできる独自の取組みを発信していく必要がある」と述べるにとどめた。
また広報担当の金光淳用副代表理事が、「自己申告プログラム」の導入手順や、遊技産業健全化推進機構臨時社員総会における拠出負担金の件などが理事会で議題に挙がったことを報告した。
[2015年11月20日・日刊遊技情報]