第6回「ぱちんこ情熱リーグ」の決勝大会が9日、東京都港区芝公園のメルパルクホールで開催された。「情熱リーグ」は、2次にわたる覆面調査によって「また来たい」と思わせる店舗を選出し、決勝大会ではスタッフによるプレゼンテーションに対する審査員の評価と来場者の投票などによって優勝ホールを決定する。第6回には222ホールがエントリー。6ホールが決勝大会に進出し、徳島県みよし町の『G‐ONE三好』が優勝した。決勝大会には約2000人が来場した。
『G‐ONE三好』は、グランド商事・アドバンスによる運営。前回の第5回では同社の『パーラーグランド二軒屋』が優勝しており、2大会連続優勝の連覇となった。
『G‐ONE三好』は、設置台数175台のパチスロ専門店。高齢者の多い山間部の過疎地に立地する。店舗施策としては、月に8回以上来店する「VIP会員」を毎月3人増やすことを目標に、竹村祐亮店長の指揮のもとで活動してきた。プレゼンテーションでは、「VIP会員」獲得に向けたホスピタリティ溢れる活動を紹介するとともに、13人中10人が女性というスタッフの顔ぶれで、女性が働きやすい環境づくりを重視していることが紹介された。優勝決定後の記者会見で竹村店長は、「顧客の要望にすぐに対応できるなど、小型店舗ならではの決定の早さが自店の強み」と説明した。
決勝にすすんだのはほかに、埼玉県富士見市の『アリーナふじみ野店』(三慶商事)、大阪府堺市の『P‐ROOTs CASINO』(共栄グループ)、愛知県稲沢市の『夢屋祖父江店』(夢屋グループ)、東京都多摩市の『パーラーマイニチ聖蹟桜ケ丘店』(ヴァリアント)、岡山県津山市の『ノースオメガ』(グランド興業)。特別賞の優秀スタッフ賞に9人、優秀店舗賞に3店舗が選出され表彰された。また優秀企業賞にはグランド興業が選ばれた。
主催者のNPO法人ぱちんこ情熱リーグの吉原純浩理事長は表彰式前の挨拶で、「厳しい状況では、強いものではなく変化できるものが生き残る」と述べ、決勝に進出した店舗の活動のなかに業界活性化のヒントがあると示唆した。
[2016年2月12日・日刊遊技情報]