日本遊技関連事業協会(日遊協)近畿支部は15日、大阪市中央区のKKRホテル大阪にて2016年度近畿支部総会を開催した。総会では、任期満了に伴う役員改選が行われ、福井章氏の支部長続投を満場一致で可決。冒頭、挨拶に立った福井支部長は「高射幸性遊技機の撤去など問題が山積みしているが、変革をアピールする良い機会だと捉え、安全・安心な遊技の提供を発信し、顧客の掘り起こしに繋げたい」と述べた。
また来賓では大阪府警察本部生活安全部保安課の廣瀬敬治郎課長が講話を行い、「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」について、同課に「騙されていたのか」「何を信じれば良いのか」といった府民の声が届いていると明かし、「業界に対し国民が不信感を募らせている」と指摘した。その上で「今後、日工組から本件に関する追加発表の際には、当該遊技機の円滑な撤去を期待したい」と述べた。
総会後には日遊協の大久保正博副会長と日遊協近畿支部セキュリティ対策部会によるセミナーが催され、パチンコの新ジャンル「ちょいパチ」について説明が行われた。そこで「4円パチンコの新たな市場開拓が『ちょいパチ』のコンセプトであり、目的を理解し取り組んで頂けるホールへの販売を優先する」と、販売にあたり条件が設けられる可能性を示唆した。
[2016年4月20日・日刊遊技情報]