オーイズミは13日、2016年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
主力の機器事業では、周辺設備機器において「樹脂研磨式メダル自動補給システム」や「多機能IC玉・メダル貸機」の拡販に注力。しかし遊技機においてパチスロの販売が大きく予想値と乖離したことで、機器事業全体の収益が前期を下回ることになった。機器事業のセグメント別業績は、売上高138億8100万円(対前期増減率マイナス8.8%)、セグメント利益19億7600万円(同マイナス1.9%)。また、先月譲渡中止を発表した連結子会社アルプスの杜が運営する介護関連事業などの福祉介護事業に関しては、売上高7億5100万円(対前期増減率プラス325.6%)、セグメント損益1億円(前期2800万円の損失)となっている。
2016年3月期の連結経営成績は、売上高170億3600万円(対前期増減率プラス5.7%)、営業利益16億2700万円(同マイナス10.3%)、経常利益15億2800万円(同マイナス2.2%)、当期純利益10億2800万円(同プラス145.5%)。また特定子会社の異動には該当しないが、重要性が増したため、レッド・エンタテインメント及びインターグローを第1四半期連結会計期間より、妙高酒造を第4四半期連結会計期間より連結に加えた。
同じく発表された2017年3月期の連結業績予想は、売上高132億円(対前期増減率マイナス22.5%)、営業利益10億6400万円(同マイナス34.6%)、経常利益10億2500万円(同マイナス32.9%)、当期純利益6億5600万円(同マイナス36.2%)と減益を見込む。
[2016年5月20日・日刊遊技情報]